突然お湯が使えなくなった!そんな時、まず疑われるのが給湯器の故障です。しかし、原因は給湯器本体だけではありません。実は簡単な操作で解決できるケースも少なくありません。本記事では、ガス給湯器の電源が入らない原因と、それぞれの場合に試すべき対処法を徹底解説します。
リモコンとブレーカーで原因を特定しよう
ガス給湯器の電源が入らないというトラブルは、突然お湯が使えなくなるため、慌ててしまうものです。しかし、焦らずにリモコンとブレーカーを確認することで、多くの場合、原因を特定できます。まずは、リモコンの電源ボタンがオンになっていることを確認しましょう。
リモコンによっては、省エネモードやタイマー設定などによって、電源がオフになっている場合があります。また、電池切れの可能性も考えられるため、新しい電池に交換してみましょう。さらに、リモコンの液晶画面にエラーコードが表示されていないか確認してください。
エラーコードが表示されている場合は、取扱説明書で確認するか、メーカーに問い合わせてください。エラーコードは、給湯器の故障箇所や原因を特定するヒントとなります。次に、ブレーカーボックスを確認し、給湯器専用のブレーカーが落ちているかどうかを確認しましょう。
ブレーカーが落ちている場合は、オンにしてみてください。それでもブレーカーが落ちてしまう場合は、漏電などの可能性があるため、無理に復旧せず、電気工事業者に連絡してください。
本体の故障の可能性もチェックしよう
リモコンとブレーカーを確認してもガス給湯器の電源が入らない場合は、給湯器本体の故障を疑う必要があります。まずは、本体の電源コードを確認しましょう。電源コードが抜けていないか、コンセントが緩んでいないか、接触不良がないかを確認してください。
コンセントが緩んでいる場合は、しっかりと差し込んでください。接触不良が疑われる場合は、コンセントを交換する必要があります。次に、給湯器本体に設置されているスイッチがオフになっていないか確認しましょう。スイッチがオフになっている場合は、オンにしてみてください。
上記を確認しても電源が入らない場合は、本体の故障が疑われます。本体の故障は、基盤やセンサーなどの部品が故障している可能性があります。無理に修理しようとせず、専門業者に連絡して修理または交換を依頼してください。給湯器本体の故障は、以下の症状で判断することができます。
・本体から異音がする
・本体から焦げ臭い匂いがする
・本体から水漏れしている
・エラーコードが表示される
これらの症状が発生した場合は、すぐに使用を中止し、専門業者に連絡してください。給湯器本体の修理は、専門的な知識と技術が必要となるため、ご自身で修理しようとせず、専門業者に依頼することを強くおすすめします。
修理費用は、故障箇所や修理内容によって異なりますが、数万円から十数万円程度かかる場合が多いです。給湯器本体の交換は、修理よりも費用が高くなりますが、新しい給湯器に交換することで、省エネや安全性能の向上などのメリットがあります。
給湯器本体の交換費用は、機種や設置業者によって異なりますが、数十万円から百数十万円程度かかる場合が多いです。
ガス給湯器の電源トラブルは、早めの対応が重要です。リモコンとブレーカーの確認で解決しない場合は、無理に修理しようとせず、専門業者に連絡して原因を特定し、適切な対処法を試してみてください。
想定外の原因と対処法
リモコンやブレーカー、給湯器本体を確認しても電源が入らない場合は、上記以外にも考えられる原因があります。ご自身で無理に解決しようとせず、専門業者に連絡することをおすすめします。
ガス供給の停止
ガスメーターのバルブが閉まっている可能性があります。特に引越し後や長期不在だった場合は、ガスメーターのバルブが閉まっている場合があります。バルブを開けてもガスが供給されない場合は、ガス会社に連絡してください。
ガス漏れ警報装置が作動している可能性があります。ガス漏れ警報装置が作動している場合は、直ちにガス会社に連絡してください。
水供給の停止
水道バルブが閉まっている可能性があります。特に新しい蛇口やシャワーヘッドを取り付けた場合は、水道バルブが閉まっている場合があります。バルブを開けても水が流れない場合は、水道局に連絡してください。
断水している可能性があります。地域によっては、水道管工事やメンテナンスのため、断水が行われる場合があります。お住まいの地域の断水情報を確認してください。
水圧の問題
水圧が低すぎると、給湯器が起動しない場合があります。特に冬場の寒い時期や、複数の蛇口を同時に使用している場合は、水圧が低下することがあります。他の蛇口を閉めて水圧を上げたり、水道局に相談したりしてみてください。
落雷の影響
落雷の影響で、給湯器が故障している可能性があります。落雷の影響を受けた場合は、火災などの危険があるため、直ちに専門業者に連絡してください。
凍結
冬場の寒い時期に、給湯器内部の配管が凍結している可能性があります。凍結を解凍するには、自然解凍するのが最善です。ぬるま湯をかけたり、ドライヤーで温めたりするのは避けましょう。無理に解凍しようとすると、破損の原因となります。
上記以外にも、様々な原因が考えられます。原因を特定するには、専門業者の知識と経験が必要です。電源が入らない場合は、無理に解決しようとせず、専門業者に連絡することをおすすめします。
まとめ
ガス給湯器の電源が入らない際、まずはリモコンとブレーカーを確認しましょう。リモコンの電源や電池、ブレーカーの落ちている状態を確認し、問題が解決しない場合は専門業者に相談しましょう。本体の電源コードやスイッチもチェックし、故障箇所が特定できない場合は、専門業者に修理や交換を依頼しましょう。ガス供給や水供給、水圧、落雷、凍結などの外部要因も原因として考えられるため、自己判断せず専門家に相談することが大切です。