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給湯器不足が続いている?在庫不足や品薄の原因と対策法をご紹介!


コロナウイルスの影響により世界各国の都市でロックダウンがあったことは、皆さんも記憶に新しいのではないのでしょうか。工場の稼働はストップし、さまざまな製品が品薄になりました。給湯器もその影響を受けています。今回は給湯器が不足している原因や給湯器不足はいつまで続くのか、故障を防ぐための対策について説明していきます。

給湯器不足の原因とは

給湯器不足は2021年の9月ごろから始まっており、現在も続いています。コロナウイルスの影響で製造や流通が通常通りに行えなかったのが大きな原因です。どのような要因があって通常通り行えなかったのか、詳しく説明していきます。

東南アジアでのロックダウン

国内の給湯器でシェア率の高い、リンナイやノーリツは東南アジアの工場で製造したハーネスという部品を使用して給湯器を生産しています。2021年の7月から9月ごろベトナムやラオスではロックダウンがあり、その影響で工場も稼働停止になりました。ベトナムやラオスの工場で製造していた部品が不足したため、国内で給湯器の組み立てができず給湯器が不足するという事態が発生しました。

コンテナの不足

港の近くのなどでたくさんのコンテナが積まれている景色を見たことがある方もいるのではないでしょうか。国際的な貿易に欠かすことのできないコンテナの数が現在不足しています。船に乗せ港に届いたコンテナは、トラックなどで荷物を必要としている場所まで運搬されます。

そして空になったコンテナにまた荷物を詰めて、新たな場所まで届けられのるです。コンテナは世界中の港を行き来して使用されてきました。コロナ禍により一時停滞していた中国の輸出が回復したり、欧米各国では家庭で過ごす時間が増えたりしたことで輸送量は大きく増えました。輸送量が増えて空のコンテナが少なくなったので、世界中でコンテナの循環が滞るようになりました。

またコロナウイルスの影響により港で働く人やトラックドライバーが不足している地域もあります。大きな港では到着をした船が荷下ろしをするために列を作ることもあり、船から荷物を下ろすのにも時間がかかっている状態です。また、トラックドライバーの不足により大量のコンテナが港に置かれたままになっているのもコンテナの循環が滞る原因となっています。海外での生産は回復しつつありますが、コンテナの不足により輸送ができないという事態が起きています。

半導体の不足

半導体は電装基盤に使用されエアコンや洗濯機、パソコンなどの多くの家電に欠かせない部品です。ロックダウンにより工場や港が閉鎖されていたため、半導体は生産と運搬ができない状態でした。生産や運搬が再開された現在も長期的な不足が続いた影響により、供給が追い付かない状態です。リモートワークの増加により、IT端末の需要は高まったのも半導体不足の原因になっています。

給湯器不足はいつまで続く見通し?

2021年の9月ごろから始まった給湯器不足の状況はいつまで続くのか、気になる方もいるのではないでしょうか。各メーカーの工場の稼働状況などから、2023年の8月ごろまでには解消されるのではないかと予想されています。2022年の夏に生産量は回復しており、各メーカーでは工場の稼働時間を増やして、これまで以上に生産に力を入れています。

給湯器交換業者やガス会社、リフォーム会社などは、商品が品薄でいつ入荷があるかわからなかった時期に、大量の発注を入れて在庫を確保しようとしていました。現在はそのときの発注分を生産するのに追われていて給湯器が不足している状態です。これまでに受けた大量の注文分の生産が終われば、給湯器不足は解消されるのではと言われています。

給湯器が不足しているときに壊れないようにしておきたい対策

給湯器不足の影響で給湯器を設置するまでに約3か月から5か月程度かかると言われています。機種によっては納期がさらに遅くなる場合もあるでしょう。給湯器の入荷があるまで中古の給湯器を仮付けしてくれる業者もありますが、仮付けできる給湯器も不足しており設置が難しい場合もあります。故障してから取り換えをしようとすると、お湯が出ない期間が長くなり不便な思いをしてしまいます。

寿命をむかえる前に早めに交換するようにしましょう。給湯器の寿命は10年くらいと言われておりますが、使用頻度や設置場所によって寿命は変わります。お湯張り時に水位が通常より、低かったり、高かったりする、お湯の温度が低い、リモコンにエラーコードが頻繁に表示されるなどの症状があった場合は寿命が近づいているサインです。給湯器は冬場に凍結の影響などを受け故障をする場合があります。気温が0度以下になるときや雪が降る予報のときは給湯器の電源を入れたままにして、浴槽の給排水フィルターの上まで水を溜めておきましょう。そうすることで給湯器の凍結防止装置が働き、お湯が循環して給湯器の配管の凍結を防げます。

また、長期で不在にする場合にガスを閉栓してブレーカーを落とすことがありますが、冬場にブレーカーは落とさない方がよいでしょう。給湯器に搭載されているヒーターが停止してしまい配管が凍結し破裂する危険があるからです。給湯器の配管には水が溜まっているため、ヒーターが作動していないと給湯器の中で水が凍り、配管が破裂してしまう原因になります。長期の外出から戻り、給湯器を使用しようとしたところ破裂した給湯器の配管から水があふれだすといったことを防ぐためにも冬場はブレーカーを切らないでおきましょう。また、給湯器の中にたまった水はガスを閉栓する際に抜いてもらえるため、ガスを停止する際に問い合わせてみましょう。

まとめ

給湯器不足の原因と不足がいつまで続くのか、故障を防ぐための対策について説明しました。給湯器不足はコロナウイルスの影響により工場や、港がロックダウンダウンして、部品が不足したことが原因で始まりました。生産が再開したあともコンテナの不足で輸送が滞ってしまったり、これまでの受注分の生産が追い付いなかったりなどの理由から給湯器不足は続いています。

現在各メーカーでは、これまでに受けた大量の注文分の生産に追われていますが、この注文分を生産し終われば、2023年の8月ころまでに給湯器不足は解消するのではないかと言われています。冬場は凍結も多くなるため給湯器は電源を切らずに凍結防止装置が作動するようにしておきましょう。給湯器は設置するまでに時間がかかるため故障が心配な場合は早めに交換をしましょう。

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